アクティブラーニングとは

 

 

これからの日本の教育において、うるさく言われている「アクティブラーニング」。

 

 

本日より3回に分けてこのアクティブラーニングについて徹底的に考えていきたいと思います!

 

<全6カテゴリー>

・アクティブラーニングとは

・アクティブラーニングの目的

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・アクティブラーニングの必要性

・アクティブラーニングの効果

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・アクティブラーニングの事例

・アクティブラーニングの可能性/展望

 

 

 

本日は「アクティブラーニングとは」「アクティブラーニングの目的」についてです!

 

 

 

 

それでは早速いきましょう!!

 

 

 

 

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[目次]

・アクティブラーニングとは(アクティブラーニングの定義)

・アクティブラーニングの目的

・まとめ 

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・アクティブラーニングとは

 

アクティブラーニングとは能動的学習のことで、学習者が受動的な学習(先生、講師からのレクチャーや授業等)ではなく、自ら能動的に学修する学修方法のことです。

 

 

 

定義:学習者が主体となって能動的に学習活動を行う学習方法

 

 

 

具体的なアクティブラーニングとしては、グループワークやディスカッション、ディベートなどが挙げられます。

 

 

何がアクティブラーニングで、何がアクティブラーニングじゃないのかの一つの判断基準として、「知識伝達の方向性」が考えられます。

 

例えば、従来の学校教育システムというのは、先生が生徒に知識を一方的に伝えるという方法が主流です。

これは「一方向に知識が流れている」状態です。

 

一方、グループワークやディスカッションは、先生と生徒で意見のぶつけ合い、考えの共有を図ることで、より知識を深めるという方法です。

これは「双方向に知識が流れている」状態です。

 

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知識は共有することが大切である

 

 

 

アクティブラーニングは、この「双方向に知識が流れている」ことが一つのポイントです。

 

 

 

 

 

 

・アクティブラーニングの目的

 

アクティブラーニングの目的として以下の3点が考えられます。

①知識を共有し合うことで学びを深めていく

②知識の定着率を向上させる(ラーニングピラミッド)

③自ら問題を発見し、解決する能力の向上

 

 

 

①知識を共有し合うことで学びを深めていく

アクティブラーニングを行う上で重要なことは、自分の考えを「アウトプットする」ということです。

 

「アウトプットする」ということは、

自分の頭の中の知識を整理し

自分の考えとして知識を体系化し

言語化して伝える

ということです。

 

「アウトプットする」ことで、脳内が整理され、これまでの学びで得てきたたくさんの知識が結び合わさり、新しい知見やアイデアの創造につながります。

 

そのようにして、知識を共有し合うことにより、自分の学びの気づきにもつながり、他人の知識を通して、より自分の考えがブラッシュアップされるといったように、アクティブラーニングによる考えのアウトプットは非常に学びを深める役割を果たしてくれます。

 

 

 

 

②知識の定着率を向上させる

これがアクティブラーニングの最大の目的であると思います。

①の学びを深める、にも繋がっていますが、 ここでは「知識を定着させる」という目的でお話ししたいと思います。

 

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ラーニングピラミッド

 

アクティブラーニングを用いた学習方法は、このラーニングピラミッドにおける「学習定着率」のうち、50%-90%を占めています。

 

従来の授業や講義では、5%-30%程度しか定着していないんですね。

 

 

そういった点でも、アクティブラーニングの最大の目的は「知識の定着率の向上」にあると思います。

 

 

 

③自ら問題を発見し、解決する能力の向上

従来の学習方法では、答えの会える問題に対しての回答や解き方そのものを覚えることが大半です。

 

しかし、アクティブラーニングでは答えのない問いに対して一人一人が熟考し、意見を共有することで、たくさんの考え方があることに気づきます。

同じ意見の人と話をしていても、その結論に至るまでのプロセスが違えば新しい発見があるかもしてません。

 

現代社会ではどんどん新しいものや情報が生み出され、変遷しています。

教育現場へのアクティブラーニングの導入は、新しい事象に出会った時に、その新しい物事や他者の意見を積極的に取り入れる能力や周囲と強調しつつ柔軟に問題解決する能力を伸ばすのに有効です。

 

 

 

 

<アクティブラーニングの目的、まとめ>

結論として、アクティブラーニングの目的を一言で表すとすれば

 

「自ら考え判断し行動する能力の向上」

 

です。

一人一人が自分の考えを持ち、発信することがより良い学びに繋がるという事です。

 

 

 

・まとめ

 

今回は

アクティブラーニングとは 

アクティブラーニングの目的

について深めていきました。

 

 

それぞれ

アクティブラーニングとは

「学習者が主体となって能動的に学習活動を行う学習方法」

であり、

アクティブラーニングの目的としては

①知識を共有することで学びをより深める

②知識の定着率を向上させる

③ 自ら問題を発見し、解決する能力の向上

でしたね。

 

 

 

次回は

アクティブラーニングの必要性

アクティブラーニングの効果

についてお話ししていきたいと思います!

 

お楽しみに!!!

 

 

 

 

 

 

参考文献

career-ed-lab.mycampus.jp

 

resilient-medical.com