アクティブラーニングとは②

 

 おはようございます!

 

 

 

 

本日は

 

・アクティブラーニングの必要性

・アクティブラーニングの効果

 

について考えていきたいと思います!

 

 

 

 

それでは早速いきましょう!

 

 

 

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[目次]

・アクティブラーニングの必要性

      *シンギュラリティの時代

  *人工知能の特性

  *これから人間に求められていく能力

  *アクティブラーニングの必要性

・アクティブラーニングの効果

・まとめ

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・アクティブラーニングの必要性

 

 

*シンギュラリティの時代

 

なぜ今になってアクティブラーニングが必要だと言われるようになったのか。

 

その要因として考えられるのは「人工知能(AI)」の発達です。

 

 

2045年人工知能が人間の知能を上回る「シンギュラリティ(Singularity)の時代」が到来すると予測されています。

 

f:id:KYuhei:20190106203757p:plain

Singularity

 

 

 

どういうことかというと、シンギュラリティとは人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念を指します。

それが2045年あたりを境に起こるということです。

 

bizhint.jp

 

 

このシンギュラリティが起こると、仕事がなくなる/奪われるといった現象が生じてしましまいます。

その一歩で新しく生まれる仕事もあるかと思いますが…

 

gendai.ismedia.jp

 

 

とにかく、この人工知能によるシンギュラリティの時代の到来がアクティブラーニングと深く関わりあっています。

 

 

 

 

ここで重要なことが

 

 

「シンギュラリティの時代において人間に求められるものは何なのか?」

 

 

を明確にすることです。

 

 

次は、「人工知能の特性」を考えていきましょう。

 

 

 

 

人工知能の特性

 

 

人工知能の特性を一言で表すと

 

「答えのある問いに対して、早く正確に答えることができる」

 

ということです。

 

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https://www.sbbit.jp/article/cont1/33774

 

 

人工知能は反復練習を繰り返す(深層学習をする)ことで、人間とは比べ物にならないくらい早く賢くなれます。

 

これには、いくら人間が頑張ったとしても勝つことはほぼ不可能です。

 

 

 

しかし、一見完璧なように見える人工知能ですが、実は弱点もあります。

 

それは

 

「新しいことに柔軟に対応する臨機応変さ」

 

です。

 

人工知能は過去に学習したことがあるのに対しては、滅茶苦茶に強いです。

しかし、これまで学習した範囲を少しでも離れると、いきなり無力になってしまいます。

 

ここが人工知能の弱点であり、人間にしか備わっていない能力だと思います。

 

 

次は、そういったことも踏まえながら、「これから人間に求められていく能力」についてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

*これから人間に求められていく能力

 

これから人間に求められる能力としては2つあると考えています。

①知識を融合/結集させて新しいものを生み出す能力

②非言語能力

 

 

 

①知識を融合/結集させて新しいものを生み出す能力

 

f:id:KYuhei:20190107093114p:plain

https://peoples-free.com/highresolution/575-free-peoples.png

 

 

これからの時代に人間が何をするべきなのかを考えるとき、まずは人工知能にできないことを考えるといいかと思います。

 

僕は、人間にできて人工知能にできないことの1つは、「知識の融合/結集」であると思います。

分野を超えてたくさんの知識を組み合わせて新しいものを生み出す能力は人間にしかない能力です。

 

ですので、これからはこれまで蓄えられてきた知識や情報をフル活用し、今までにない知識や情報の組み合わせを考える能力が人間には求められてくるかと思います。

 

例えば

医療×宇宙

読書×電化製品×ポテトチップス

などなど。

(これはさすがに馬鹿げていると思いますが…)

 

今あげたのは単なる思いつきですが、このようにどんどんかけ算をしていくことによりonly oneを生み出す能力は人間の持つ能力を最大限に発揮できる部分です。

 

 

②非言語能力

人工知能になくて、人間だけが持つ能力の2つ目は非言語能力、つまり「感情」です。

 

「ヒューマンスキル」と言います。

 

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http://seskillup.jp/se-humanskill/

 

 

これからの時代、重宝される人というのは、この感情の部分にどれだけ働きかけられるか、つまりどれだけ「ヒューマンスキル」を向上させることができるのか、ということが一つのポイントになると考えています。

 

 

「あいつの話すことはいつもブッとんでるけど、何か応援したくなるんだよなー」

「今度飲みにいくけど、今のメンツだけじゃ物足りないから、あいつを呼ぼうぜ」

「あいつっていつも俺らより先に初対面の人と一番最初に仲良くなるんだよなー」

 

 

こういった人がこれからの時代には重宝されるようになり、このような人を育成するための人材育成に注力していく社会になっていきそうな気がしています。

 

 

極論を申しますと、知識はゼロでもいいのかもしれません。

知識は人工知能がカバーしてくれるので。

 

人間はこの非言語を駆使して、人工知能の持つ知識に感情を乗せて伝えられればそれだけで活躍する舞台がある社会になっていくかもしれませんね。

 

 

 

*アクティブラーニングの必要性

このようにこれからの社会は、移り変わりやすく、不確実で、複雑で、曖昧な社会になってきます

つまり「VUCAの時代」です。

 

bizhint.jp

 

このような、時代を生き抜くために必要な能力を、学生の頃に養うことができる方法がアクティブラーニングなのです。

 

 

では、アクティブラーニングによって何が変わるのか、アクティブラーニングによる効果はどのようなものなのか、という事について次に詳しく話していきます。

 

 

 

 

・アクティブラーニングの効果

 アクティブラーニングによる効果として期待できる事として以下の3つが挙げられます。

 

①知識・技能の高度化

何を理解していて、何をすることができるか、という基礎的な能力のことです。

単なる知識や技能としてではなく、アクティブラーニングを通じた学びは、知識や技能を構造的、体系的に身につけることができ、さらに、その知識や技能を活用して探求し、他の知識を関連づけする事で定着させることができます。

 

②思考力・判断力・表現力・言語化能力

理解していること、できることをどのようにして使うか、そのようにしてアウトプットするかという能力のことです。

アクティブラーニングを通じた学びは、実社会の場面に即した学びであるため、社会生活の中で活かすことができる思考力や判断力を育むことが可能になります。さらに、他者や周囲環境との相互作用を通じた学びにより、自分の思考を広げ深めることができるようになります。 

また、自分の思考をアウトプットする事は思考を言語化する能力も養うことができるため、非常に多くの能力の向上が見込めます。

 

③学びに向かう姿勢

1つの事象を多角的な視点から捉えることができる能力のことです。

アクティブラーニングは1つの事象について多角的な視点から考察することで 、知識を深めていく学習方法です。

また、アクティブラーニングをすることにより、学びに対する姿勢に当事者意識が芽生え、主体的に学習する習慣が身につきます。

 

 

 

・まとめ

「アクティブラーニングの必要性」

→シンギュラリティの時代

  2045年人工知能が人間の知能を上回る

人工知能の特性

  [長所]答えのある問いに対して早く正確に答えることが可能

  [短所]新しいことに対峙した時、機能しなくなる

→これから人間に求められる能力

  知識を融合/結集させて新しいものを生み出す能力

  非言語能力(ヒューマンスキル)

→アクティブラーニングの必要性

  VUCAの時代を生き抜くために必要なスキルを養うことができる

 

「アクティブラーニングの効果」

→知識・技能の高度化

  より実社会に活かせる知識や技能が身につく

→思考力・判断力・表現力・言語化能力

  自分で考え判断しアウトプットする能力が身につく

→学びに向かう姿勢

  物事を多角的な視点から捉えられるようになる

  主体的学習姿勢の習得につながる

 

 

 

まだまだ言いたい事はありますが、このぐらいの分量が読みやすいかと思いますので、ここまでとさせていただきます!

 

長い文章で大変申し訳ございませんでしたが、少しでも今の日本の教育に目を向けてもらうきっかけとなれば良いかなと思います!

 

 

では本日は以上です!

次回はアクティブラーニングの最終回、

「アクティブラーニングの事例」

「アクティブラーニングの可能性・展望」

についてお話ししたいと思います!

 

それでは、バイ!!!

 

 

 

 

 

参考文献 

 

career-ed-lab.mycampus.jp